Profile

©Ayane Shindo
©Ayane Shindo

舘 亜里沙 Arisa TACHI

(演出・音楽学・ピアノ)

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。同大学大学院にて博士号取得(専攻:音楽学)。2009年安宅賞受賞。
2008年よりオペラを中心に舞台演出家として活動を始め、多数のオペラ演目に加え、音楽劇・音楽朗読劇・ミュージカル・演劇等を手掛ける。近年は脚本執筆にも力を入れる。自身で企画・演出を務める歌劇団Kamiteでは、オペラのスタンダードレパートリーからオリジナル音楽劇まで、舞台芸術の様々な可能性を提唱している。
 2010年より世界的名演出家P. コンヴィチュニー氏のオペラ・アカデミーに参加し、同氏の弟子を名乗ることを許される。またこれまでに直井研二、岩田達宗、佐藤美晴などの演出助手を務める。2018年にはオペラ研究者としてイスラエルのテルアビブ大学に招聘され、学会のパネリストとして登壇。書籍『オペラ/音楽劇研究の現在』(水声社, 2021)、『音楽を通して世界を考える』(東京藝術大学出版会)等に寄稿。
ピアノ演奏でも活動し、主要演出作品欄の『輪舞曲』をはじめ、自らの演出作品でピアノ演奏も担当。書家紫舟「おはよう ありがとう ごめんなさい」展BGMを製作するなど演出家としての視点を活かしたユニークな活動を展開。その他、演出付のコンサート企画、表現技術を必要とする学生の指導、音楽学の後進の指導、中高生の演劇指導等も積極的に務め、活動の場を広げている。

現在、東京藝術大学音楽環境創造科非常勤講師、弘前大学非常勤講師、常葉短期大学専攻科非常勤講師。これまでに帝京科学大学非常勤講師、日本工学院八王子専門学校、取手聖徳女子中学・高校演劇部外部コーチなどを務める。

 

【主要演出作品】

《奥様女中》(北とぴあさくらホール・2010年)

《ポッペアの戴冠》(一橋大学兼松講堂・2011年)

『サーバ/周辺/世界―イプセン、グリーグ《ペール・ギュント》による音楽劇』
  (東京藝術大学奏楽堂・2012年)

『輪舞曲―金子みすゞの詩による音楽劇』(台東区ことぶき区民館・2012年)

語りとマンドリン・オーケストラのための音楽物語『朱雀門』(杉並公会堂大ホール
  ・2012年)

《バスティアンとバスティエンヌ》(北とぴあつつじホール・2012年)

《ヘンゼルとグレーテル》(ティアラこうとう大ホール・2013年)

《スザンナの秘密》(北とぴあつつじホール・2013年)

《トリスタンとイゾルデ》(日本橋劇場・2015年)

三島由紀夫『葵の上』(初版ぽんプラザホール・2015年/第2版絵空箱・2016年)

《蝶々夫人》(東大和市民会館小ホール・2016年)

《秘密の結婚》(野方区民ホール・2016年)

《コジ・ファン・トゥッテ》(江古田聖書キリスト教会・2017年)

《ジャンニ・スキッキ》/《ラ・ボエーム》(東大和市民会館大ホール・2018年)

《アドリアーナ・ルクヴルール》(文京シビック小ホール・2018年)

音楽劇『星の王子様』(スターパインズカフェ・2018年)

《イリス》(日本橋劇場・2018年)

《リゴレット》(エプタザール・2018年)

《修道女アンジェリカ》(月島社会教育会館ホール・2018年)

《ナクソス島のアリアドネ》(エプタザール・2019年)

《リータ》+Viva Donizetti!!(スターパインズカフェ・2019年)

《カルメン――鳥が野鳥になる時》(スターパインズカフェ・2019年)

《カヴァレリア・ルスティカーナ》/《パリアッチ》(武蔵野市民文化会館小ホール
  ・2019年)

《ゴローと呼ばれた男》(初稿Studio K・2018年/第2稿ガルバホール・2020)

《ランメルモールのルチア》(エプタザール・2020年)

《灯火の先――ポスト・コドウスル聲完結編》(成美教育文化会館グリーンホール
  ・2021年)

《県立音楽堂ミステリー――マエストロ失踪事件》(初演・神奈川県立音楽堂・2021年)
《ドン・ジョヴァンニ》(たましんRISURU小ホール・2021年)

《新・愛の妙薬》(完全配信型作品・2021年)

《ファルスタッフ》(たましんRISURU小ホール・2021年)

《サンドリヨン(シンデレラ)》(相模原市民会館・2021年)

《アドリアーナ・ルクヴルール》(亀戸文化センター・2021年)

《ジャンニ・スキッキ》(エプタザール・2021年)

《ラインの黄金》(甲府市山梨県立図書館多目的ホール・2021年)

《こうもり》(光が丘IMAホール・2022年)

《アラベッラ》(三鷹市芸術文化センター風のホール/大分コンパルホール・2022年)

《チェネレントラ》(エプタザール・2022年)

《愛の妙薬》(杉並公会堂大ホール・2022年)

《「歌劇」――男もみんなこうしたもの》(成美教育文化会館グリーンホール・2022年)

《ポントの王ミトリダーテ》(旧奏楽堂・2022年)

《メドゥーサ》(初演・亀戸文化センター・2022年)

《メリー・ウィドウ》(八王子いちょうホール小・2022年)

《ラインの黄金》(八王子いちょうホール大・2023年)

《リゴレット》(和光市サンアゼリア大ホール・2023年)

《メドゥーサ》(出版記念公演・名古屋市芸術文化創造センター・2023年)
《こうもり》(相模原市民会館・2023年)

《こうもり》(朝霞ゆめぱれす・2023年)

《湖上の美人》(旧奏楽堂・2023年)

《バスティアンとバスティエンヌ》(Studio K・2023年)

《ある歌姫の肖像―トスカに捧ぐ》(Studio K・2023年)

《ドン・カルロ》(やまと芸術文化ホールシリウス・2024年)

《カルメン》(鎌倉芸術館大ホール・2024年)

《ドン・ジョヴァンニ》(タワーホール船堀小ホール・2024年)

 《クリストフォロス》(日本初演・清瀬けやきホール・2024年)

《愛の妙薬》(和光市サンアゼリア大ホール・2024年)

《椿姫》(成増アクトホール・2024年)